セント・アンドリュース大聖堂

The history of St.Andrew’s Cathedral Church

セント・アンドリュース大聖堂について

セント・アンドリュース大聖堂は、ハワイのロイヤル王朝と関わりの深い、由緒正しいパブリック教会です。19世紀中期を司ったカメハメハ四世の命によって、約100年もの長い歳月をかけ建造されました。

大聖堂の建設は、カメハメハ四世が幼少の頃に訪れた英国の教会に感銘を受けたことがきっかけと云われており、カメハメハ4世とエマ王妃は彼らの庭の一部を教会へ与え、そこで大聖堂の建設を開始しました。しかし、1863年11月30日セント・アンドリュースの日にカメハメハ4世は早すぎる死を迎え、エマ王妃がカメハメハ4世よりプロジェクトを引継ぎ彼女単独で推進しました。

1886年にこの大聖堂の第一段階は完成するものの、前年の1885年エマ王妃は死去されたため、教会の完成を見ることは出来ませんでした。
カメハメハ4世の亡くなったこの日がセント・アンドリュース・デイということから、カメハメハ四世に敬意を払い、この「セント・アンドリュース大聖堂」という名前がついたと云われています。
また、カメハメハ４世はヨーロッパの寺院でのロイヤルセレモニーをここに再現したかったのかもしれないとも云われています。カメハメハ４世のヨーロッパのロイヤルセレモニーへの感銘の念は現在もこの教会に息づき、ロイヤルウエディングを彷彿とさせる厳粛な挙式が執り行われています。